2022.11.01 [イベントレポート]
日本発のディズニープラス作品「ガンニバル」、全世界配信を前に東京国際映画祭でお披露目!
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舞台挨拶に立った片山慎三監督(左)と脚本の大江崇允

ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」の日本発オリジナルドラマ「ガンニバル」が11月1日、第35回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ シャンテで上映され、片山慎三監督(『岬の兄妹』『さがす』)、脚本を手がけた大江崇允(『ドライブ・マイ・カー』)が舞台挨拶に立った。

2018年に連載が開始され、累計発行部数200万部を超える二宮正明氏による同名サスペンスコミック(日本文芸社刊)を実写ドラマ化。映画作品だけでなく、テレビ放送、インターネット配信などを目的に製作されたシリーズ作品の秀作を選出し、公開に先駆けて上映する「TIFFシリーズ部門」でのワールドプレミアが実現し、全世界配信を前に第1話、第2話が先行上映された。

片山監督は、「全世界に配信される作品なので、ハイクオリティを目指そうと意気込んだ。映画を作る感覚で、ドラマ制作に取り組み、満足いくものに仕上がった。たくさんの人たちに届けば」と確かな手応え。世界配信に向け「海外の人が見ても魅力的に思える、日本の美しい風景を探すことにこだわった」といい、「テーマは文明の衝突。小さな村で起こる事件を描いているが、世界中どこでも起こりうる出来事だと感じてもらえれば」とアピールした。

一方、大江氏は「二宮さんの原作が純粋に面白いので、その面白さをできるだけ多く映像に変換したかった」と説明し、「入口は小さな物語ですが、入り込むとアリの巣のように、複雑に広がっていて、何百年の歴史をひもとく展開になっている。片山さんならではのユーモアもちりばめられている」と奥深い魅力を語った。狂気の世界へと誘われていく警察官・阿川大悟を演じる主演の柳楽優弥をはじめ、豪華キャストが集結しており、「皆さんがすばらしい演技をしているので、全世界の人に見てほしい」と話していた。

「ガンニバル」は12月28日から、ディズニープラスで配信開始(初回のみ、2話配信)。都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」を舞台に、ある事件をきっかけに供花村の駐在として左遷された阿川が、老婆の奇妙な死を境に「人が喰われているらしい」と噂される村の異常性に飲みこまれていく。

第35回東京国際映画祭は10月24日~11月2日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。
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