コロナ禍の苦しい時期を乗り越えて、いま世界は新しい局面を迎えつつあります。
東京国際映画祭も、新たな時代において映画の果たすべき役割とは何か、改めて真剣に考えていきたいと身を引き締めています。
そのスタートとなる今年は、昨年から移転した本拠地の日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で、劇場数、上映作品数を増やし、充実したイベントも用意して、たくさんの観客の皆様に楽しんでいただきたいと考えています。
東京宝塚劇場での初のオープニングセレモニーと、それに至るレッドカーペット、そして黒澤明賞の復活などの新機軸も展開いたします。
水際対策の緩和により外国人の訪日も容易になりましたので、「国内外の映画人同士の交流の活発化」という年来の目標も一歩前進いたします。
多くの皆様に映画祭に足を運んでいただき、ともに映画の未来について思いを巡らしましょう。