三宅唱監督
第35回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門で10月30日、岸井ゆきの主演の『
ケイコ 目を澄ませて』が上映され、三宅唱監督がQ&Aに出席した。
聴覚障がいがありながらプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルにした物語。「ボクシングもろうあの方も身近ではなくて考える時間をもらったが、小笠原さんの格好良さにひかれ新しい物語を作ろうと思った」と説明した。
三宅監督も、岸井ととともに撮影の3カ月前からボクシングのトレーニングを積んだ。「カメラを回したのは18、19日とタイトで、もっと長く撮れば限界だったと言われたが、身体的負荷の高い中、誠心誠意頑張ってくれた」と主演女優を称えた。
その岸井への印象を聞かれると、「表現する言葉を持っていない」と苦笑い。「表現した瞬間に終わっちゃう気がするんです。向こうは僕のこと、めちゃくちゃ怖ったらしいです。だからケイコという存在をたくさん言葉にしてほしい。それをSNSで読めたらうれしい」と観客にお願いした。
全編を16ミリフィルムで撮影。「撮影の回数を減らしたい」という実務的な理由も挙げたが、「普段見慣れている街を、映画館で見た後では違って見えるようにしたかった。それをフィルムが助けてくれたらいいかなと思った」と質感へのこだわりも明かしていた。
第35回東京国際映画祭は、11月2日まで開催される。
三宅唱監督
第35回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門で10月30日、岸井ゆきの主演の『
ケイコ 目を澄ませて』が上映され、三宅唱監督がQ&Aに出席した。
聴覚障がいがありながらプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルにした物語。「ボクシングもろうあの方も身近ではなくて考える時間をもらったが、小笠原さんの格好良さにひかれ新しい物語を作ろうと思った」と説明した。
三宅監督も、岸井ととともに撮影の3カ月前からボクシングのトレーニングを積んだ。「カメラを回したのは18、19日とタイトで、もっと長く撮れば限界だったと言われたが、身体的負荷の高い中、誠心誠意頑張ってくれた」と主演女優を称えた。
その岸井への印象を聞かれると、「表現する言葉を持っていない」と苦笑い。「表現した瞬間に終わっちゃう気がするんです。向こうは僕のこと、めちゃくちゃ怖ったらしいです。だからケイコという存在をたくさん言葉にしてほしい。それをSNSで読めたらうれしい」と観客にお願いした。
全編を16ミリフィルムで撮影。「撮影の回数を減らしたい」という実務的な理由も挙げたが、「普段見慣れている街を、映画館で見た後では違って見えるようにしたかった。それをフィルムが助けてくれたらいいかなと思った」と質感へのこだわりも明かしていた。
第35回東京国際映画祭は、11月2日まで開催される。